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Posted by つくばちゃんねるブログ  at 

2011年12月15日

電気をカエル計画勉強会(第5回)

電気をカエル計画勉強会(第5回)
--茨城県アンケート調査の方針について--
日時:12月17日(土)16:30-18:00
場所:自然生クラブ カフェソレイユ 2F
   つくば市神郡54
参加費:無料
主 催:千年先の未来・ツクろーかる
     http://tkl.tsukuba.ch/
     E-mail 1000tkl(at)gmail.com 「(at)」を「@」に変えて送信して下さい。

岐阜の有機農家さんから始まった「電気をカエル計画」では、市民から
行政に働きかけることにより、エネルギー政策を転換し、原発に頼らな
くても良い社会の実現を目指しています。茨城県でも、ツクろーかるの
メンバーを中心に、自治体のアンケート調査を実施し、市民と自治体の
協働体制のきっかけにしたいと考えています。

既に、岐阜、愛知、三重では、主にPPSに関するアンケート調査を実施し
ました。大阪と静岡では、新エネ省エネについてのアンケート調査が進
んでいます。今回、茨城県で実施すれば、関東では初の調査になります。

次回の勉強会では、アンケート内容や、調査の進め方について話し合う
予定です。ご関心のある方は、ぜひご参加下さい。
また、県内で、調査に協力して頂ける方も募集しております。どうかよろ
しくお願いします。

参考:「電気をカエル計画」 http://tunagari.chu.jp/kaeru/index.html

なお、勉強会の後、18:30頃から、同じ会場でスタッフの忘年会
(持ちより鍋)を開催します。一般の方のご参加も歓迎ですので、
ご都合付く方はご連絡下さい。

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11月28日には、電気をカエル計画勉強会(第4回)で、つくば市環境都市
推進課の松本玲子課長を招いての対話集会を行いました。ツクろーかる
メンバーの他、市議会議員や、自然エネルギーの研究者、他の市民団体
からもご参加頂き、市のエネルギー政策について、活発な議論をする
ことができました。

以下、主な内容をご紹介します。

・市では、つくば環境スタイル、温暖化対策実行計画を立てて、様々な
施策を進めている。2030年までに市民一人当たり50%削減が目標。
・夏の3ヵ月の電力削減率は、東電全体15%に対して、つくば市21.7%。
市の削減は、業務用がほとんどで、家庭部門はあまり変わらなかった。
・電気契約の競争入札は、議員質問を受けて、見積もりまで進んでいる。
・環境都市推進課としては、PPSにするとCO2排出が増えるのを懸念。
グリーン電力を選ぶと料金が高くなってしまう。
・電気の節約分や、売電収入は、一般会計に入るが、それを省エネや
新エネの原資とするかどうかは、市長の方針次第。
・太陽熱利用の補助金は、今は、太陽熱温水器のみ。暖房用途等にも
広げることを検討中。
・バイオマスのエネルギー利用はコスト的に難しいが、間伐材や剪定枝の
ストープ利用の事例や、食品残渣メタン発酵の提案などがある。
・小水力発電は、つくばには川が少ないので、個人宅用程度が限界
・街灯LED化は、グリーンニューディール基金事業(環境省より)で実施中
4000本のうち、500本程度LED化を予定。イニシャルコストが
高いので、国等からの助成金がないと厳しい。
・廃食油BDFは、かなり生産できているが、最近の車は、BDF不適合になっ
ていることもあり、需要が限られている。

野心的な目標をかかげ、つくばの特色を生かした環境都市作りを目指して
いる点については、応援していきたいと感じます。
しかし、一方、国の補助金頼りで広がりのない省エネ新エネ施策、荒れた
更地が長年放置されるエクスプレス沿線開発、実現するスキームの見えな
い「2030年 CO2 50%削減」等は、もどかしさを感じざるを得ません。
市民の側も、夏の節電で、家庭部門の削減幅が少なかった点については、
意識が行動につながっていなかったことを反省しなければなりません。

市民と行政がもっと協働すれば、まだまだ多くの省エネや、自然エネルギー
普及の余地があるはずです。「電気をカエル計画」では、今後も様々な
方法で、エネルギーシフトを実現して行きます。

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※「千年先の未来・ツクろーかる」は、2010年5月に発足した
市民団体です。千年先も続く持続可能な地域を目指し、
「つくば・創ろう・ローカル」をつなげて「ツクろーかる」。
  

Posted by tkl  at 11:56Comments(0)電気をカエル計画